賃貸選びやマンション購入で後悔しやすいのが立地条件であり、失敗したと考える人の多くは、駅からの距離や最寄り駅の路線、いわゆる交通の利便性だといわれています。確かに、交通の利便性は社会人や学生の方にとって死活問題といえるでしょう。基本的に週5日は駅から会社や学校に向かうわけですからね。アクセスが悪くては、時間ももったいないですし、ストレスにもなります。
駅から物件までの距離は、人によって違ってきますが徒歩10分かからない程度が理想です。できることなら5分。これなら駅に向かうのが苦になることはありませんし、休日などもサッと出かけられます。ちなみに、よく物件情報に書かれている「駅まで5分」という情報は1分の移動距離を80メートルとして計算しているうえ、信号待ちやマンションのエレベーター乗車時間などは加味されていないことが多いです。
つまり、条件によっては提示された情報以上の時間がかかるわけです。これについては、実際に駅からどの程度かかるか歩いてみるのがよいでしょう。坂などがあると、時間がかかったり、思ったよりしんどく感じることも。「徒歩5分」の物件を選んだはずが、毎日駅まで15分程度かかってしまい苦痛。なんてケースもありえなくはないです。
また、最寄り駅の路線にも注目しておきましょう。路線状況によっては会社や学校までのアクセスが不便で、乗り換え回数も増えてしまうかもしれません。朝のラッシュタイムは電車を乗り換えるだけで一苦労ですよね。そういったことのないよう、出勤や通学に使う路線は押さえておきたいところです。同時に快速急行や急行などが停車する駅かも確認してください。出勤などに加えて、休日に出かけることの多い方は、より入念に路線状況を確認しておきましょう。
ただ、便利な都会の方の駅近くの物件だと、どうしても家賃が高くなりがちですね。ちょっと無理して好立地の物件を借りるのもひとつの手ですが、あくまでもご自身の収入とのバランスを考えましょう。家賃が大きな負担にならず、駅からも近い物件。贅沢な条件ではありますが、ぜひ探してみてくださいね。